おかゆの健忘録

不安と鬱の吐きだまり。不安パニックうつとはお友達。退職して通院中のアラサー。

▶︎おかゆと病院②

こんばんわ。おかゆです。
今日は銀行に行ったり、近くの神社にお参りしたり、晩御飯にシャケと白菜のパスタを作ったりと、人らしい生活ができてよかったなって思っています。あとは風呂に入ると言うミッションのみ!前回の記事では初めての心療内科体験を書きましたが、今回はそれから3ヶ月後のお話。

 

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とりあえず不安感が強くヤバそうな時に薬を飲めばドキドキ(動悸)は抑えられていたし、仕事は好きだったので気の持ちようだと思って気合いで会社に行っていました。それでも、ちょっとづつおかしいなぁと言う感じは溜まり続けていました。

まず朝が起きるのが極端に辛くなり、早めに帰宅した日も異様に体が怠くホームの階段を登る脚が重く感じました。疲れてるはずなのに眠れず、夜中に頻繁に目がさめてしまったりしました。ストレスが溜まっているんだ!と思い、ヨガやカラオケに行ったり、猫カフェに通ってみたりして、自分なりに心身を癒そうと頑張っていました。あとで気づくのですが、癒すの頑張る>一時的に元気>元気ない自分>自分責め>もっと癒さなきゃ!みたいな、自分責めのループになっていました。この自分責めの気は元々あったのですが、この頃癒しに対してはとても必死だったと思います。

 

会社は気のいい人が多いのですが、同世代も少なく専門職で、自身もあまり悩みを相談するタイプではなく、上司との間に塵が積もるようにモヤモヤとイライラが溜まって行きました。そんなある時、一緒に飲みに行った年上の友人が「自分は実は双極性障害Ⅱ型と診断されて治療中だ」と打ち明けてくれました。忙しい仕事人間でバリバリ働いてるイメージだったのでちょっとびっくりしたのですが、本人曰く「スイッチが入ってる時は眠くならないしめっちゃ最強、でもスイッチが切れると何にもできなるし生きてるの辛くなる」とのことでした。「僕は結構重症なんだけど、おかゆの話だと入り口な気がするから、そこからもっと酷くなる前にきちんと病院行ってみて」と言って紹介してくれたメンタルクリニックに行きました。

そのクリニックは光トポグラフィーと言う検査で脳波を測って、障害の種類をある程度判別してくれると言う所でした。この光トポの信憑性については諸説あるし、意見は様々だと思いますが、WEBの鬱や不安障害などの簡易チェックでことごとく今すぐ病院へと言われ続けていたので、ちょっとでも自分の状態がわかればいいなという気持ちでした。あと問診だけでなく、数字見えると言うのはちょっと面白そうとも思ったのです。

予約をとってクリニックにいくと、なんだか高そうな内装の受付と待合室が待っていました。保険適応外で自費治療になるとは聞いていたし、最新設備らしいとも聞いていたので、さすが金とってるだけあるな〜と言う印象でしたwwしばらく待つと、診察室でアシスタント?みたいな方に問診を受け、その後奥の機械のある部屋に通されました。

どんなすごい設備なんだろう?と、ガンダムのコックピット(歯医者とかみたいな動く椅子や装置)みたいなものを想像していたのですが、私が座るPCモニターのある事務机&椅子と、ボタンのたくさんついたヘッドギア。看護師さん用の観測するための機械のみだったので、正直、これだけ?と思いましたww指には自律神経の測定器をつけ、いよいよヘッドギアをかぶります。測定用のボタンがたくさんヘッドギアをかぶると、看護師さんがそれぞれのボタン押してをセットします。(あれ?この感じ既視感??と思ったらルパン三世のワンシーンだと気づくww)まずテストのやり方を聞き、練習をし、いよいよ測定です。脳に刺激のある時とない時の様子を見ていくそうです。あまり動いてはいけないとのことだったので、背筋をぴっとして受けました(笑)綺麗にとれてますよーとのことで10分くらいで終わりました。

待合室で結果を待っていると、ちょくちょく患者さんが来るのですがかっちりしたお洒落着とかちょっといいカバン持ったサラリーマンって感じで、場違い感パなかったですww

さて、問題の結果ですが、鬱でも躁鬱でも統合失調症でもなく、また健常者の脳波でもありませんでした。え??該当なしってなに??ww

先生が仰るには、

「どれにも該当しないのですが、今うつ状態ではあります。ただ、うつ病ではありません。おかゆさんの場合、脳の危機感や不安を感じる部分とリラックスなどの安心を司る部分との間に常にノイズがかかってる状態です。ですので、刺激の有る無しに関係なく脳がずっと起きている状態のため、疲れやすかったりします。鬱の方がアクセルを踏めない状態なのに比べて、おかゆさんは不安へのブレーキが効かない状態です。」

ほほーう!なるほど、めちゃわかりやすいじゃないか!

そういうのちゃんと説明して欲しいところだよ!!

「また上司の方がストレッサーとなり、症状が強く出ているようですね。ですので、まずストレッサーからなるべく離れること。ストレッサーというのは氷だと思ってください。知覚過敏の歯の隣に常に氷がある。このクリニックで治療するにせよ他の心療内科を選ぶにせよ、まず氷が近くにあっては痛みが続いてしまいます。」

との説明でした。いえす!それです。そういうことですね。

その例えわかりやすいじゃありませんか!

このクリニックでの治療は回数券制みたいになっており、脳に直接刺激を与え血流を良くすることでストッパーがちゃんとかかるようにするというものでした。結構いいお値段だったのと、どちらかというと自分のもっと根っこの部分にも引っ掛かりを感じていたのでカウンセリングを受けたいという気持ちもあったので、このクリニックにもそれ以降行っていません。

 

が、ここに行ったことで、やっぱり脳が休めていないこと「パニック障害に伴う二次的鬱の状態」であることがわかりました。自分の状態がわかったことで、ちょっとほっとしたのと同時に、本格的に通えるところを探そうと思いました。また会社にも、結果を持って話をすることができました。この少し前、泣きながら幹部クラスに会社辛い、仕事は好きだけど、デスクに座ってるだけでも通勤の電車でも動悸がしてしまうと訴えた時に比べたら大躍進です。

そうして、今の病院に落ち着くのですが、その話はまたそのうちに。